文型に関して
七文型あるいは八文型
私たちは学校英語で五文型を学びます。
M(modifier):修飾語も含めてこれで全ての文章が説明できるのだとされています。
そうなのかなと釈然としないものがありました。以前に五文型ってそもそも誰が言い出したんだろうと思って調べた結果をブログに書いておきました。
An Advanced English Syntax(1903)にその記述があり、明治時代の富国強兵の英語教育の一環としてイギリスから輸入されたようです。
ただ調べてみると、実は七文型や八文型もあるようです。
文型の種類は5つだけじゃない?大学で新たに習う3つを紹介します。
ただ五文型から逸脱しているわけではなく、単にAを追加しているだけのようです。
AはAdverbial 副詞の,副詞的なという形容詞です。
文型名 | 文型 | 動詞の種別 |
---|---|---|
第一文型 | S V | 完全自動詞 |
第二文型 | S V A | 完全自動詞 |
第三文型 | S V C | 不完全自動詞 |
第四文型 | S V C A | 不完全自動詞 |
第五文型 | S V O | 完全他動詞 |
第六文型 | S V O A | 完全他動詞 |
第七文型 | S V O1 O2 | 完全他動詞 |
第八文型 | S V O C | 不完全他動詞 |
MとAの違い
となるとM(modifier)とA(Adverbial)の違いは何でしょう?
Mは省略できますが、Aは省略できません。
例文:
(1) The sun rises from east. 太陽は東から昇る。M
(2) I live in Tokyo. 私は東京に住んでいます。A
(2) I live in Tokyo. 私は東京に住んでいます。A
(1) The sun rises. 太陽は昇る。OK
(2) I live. 私は住んでいます。NG
(2) I live. 私は住んでいます。NG
(1)はM、単なる修飾なので省略しても文が成立します。
(2)はA、文の一部なので省略すると文が成立しません。
「太陽は昇る」という単なる事実なので問題ありません。
「私は住んでいます」だけだと、どこに?となります。
今までは「in Tokyo」はMとして扱い、第一文型はSVだけど事実上SVMとして使うというように認識していました。
ただそれよりSVAという文型があると考えた方がすっきりします。
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