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2022年12月2日金曜日

クジラ構文

英語のハノン(中級)

12.6.4 「差」の表現(4) no

のところにクジラ構文の話が出てきます。

残念ながらこの「クジラ構文」って全く学校で習った覚えがないんですよね。単に忘れてるだけかもしれませんがw

説明自体は比較級の前にnoを使ってその「差」をないものとするというのが本質です。

  • She is no younger than me.  彼女も私も若くない。
  • I can no more swim than a penguin can fly. ペンギンが空を飛べないように私は泳げない。

一般化すると

A is no more B than C is (B)
CがBでないのと同様にAもBではない。これはあくまで意訳

A whale is no more a fish than a horse is.
馬が魚ではないようにクジラも魚ではない。
この例文が有名でクジラ構文と呼ぶそうです。うーん、習った覚えがない。

(1) A whale is a fish.
(2) A horse is (a fish).
共通の"a fish"の前にmoreをつけて接続詞のthanでつなげる。
A whale is more a fish than a horse is a fish.

noで否定して共通のa fishを削除する。
A whale is no more a fish than a horse is.

この文ではthan以降には「誰が聞いてもおかしなこと」を置きます。
そしてmoreでの両者の比較をnoで否定しています。
そのため2つの文の差が無しになります。(1)のmoreが否定されて(2)と同じになる。
なので直訳すると「クジラが魚ということは、馬が魚だというくらいおかしなことだ」

意訳して「馬が魚でないようにクジラも魚ではない」となるようです。
いや、めんどくさいですね。

あとは、逆パターンもあるようですね。

A is no less B than C is (B)
CがBであることと同様にAもBである。

(1) A whale is a mammal.
(2) A horse is (a mammal).

この文ではthan以降には「誰が聞いても納得すること」を置きます。
そしてlessでの比較をnoで否定しています。
そのため2つの文の差が無しになります。(1)のlessが否定されて(2)と同じになる。
なので直訳すると「クジラが哺乳類だということは、馬が哺乳類だと同じくらい当たり前のことだ」

意訳して「馬が哺乳類であるようにクジラも哺乳類である」となるようです。
いや、これもめんどくさいですね。



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